【初心者向け】格安SIMとは?携帯会社の4サービス別に特徴を解説

格安SIMとは? 携帯サービスの 特徴を解説

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  • 大手キャリアしか使ったことがないから他の会社を知らない…
  • 格安SIMってつながりにくかったり速度が遅いんでしょ?
  • 格安SIMはお店でのサポートがないから不安

格安SIMという言葉は知っていても、種類や特徴を知らない人は非常に多いです。携帯見直しの際にサービスの特徴を理解していないと、自分に合った携帯サービスへ乗り換えができません。

私は今まで全種類の携帯サービスを利用し、それぞれの特徴を理解できました。

てるてる

自分の利用状況や価値観に合った携帯サービスを選ぶことが重要です。

そこでこの記事では、格安SIMの説明と携帯会社のサービスごとの特徴を解説します。

この記事を読めば各携帯会社の特徴を理解し、自分に合った携帯サービスを見つけられます。

携帯料金の見直しをするべき理由は「携帯料金見直し講座」のSTEP0で解説しています。

>> 【大手3キャリア利用者の7割が安くなる】携帯料金の見直しをするべき3つの理由

「携帯料金見直し講座」の全体を把握したい場合はこちらをご覧ください。

>> 携帯料金見直し講座

タップできる目次

格安SIMとは

格安SIMとは

格安SIMとは「大手キャリアの料金に比べて格安に利用できる通信サービス」のこと。大手キャリアのネットワーク設備を借りてサービスを提供しているため、価格を抑えられます。

例えるなら、大手キャリアが大きい道路を持っており、そのうち1車線を格安SIM会社が借りる。その1車線をユーザーに格安で提供する、といったイメージです。

大手キャリアと格安SIMのイメージ
大手キャリアと格安SIMのイメージ図

格安SIMは安く利用できる一方、車線が少ないため混雑時にデータの渋滞が発生しやすくなります。

データの渋滞が発生すると通信速度は低下。大手キャリアと格安SIMの下り平均速度は、次の表のように2倍近く差があります。

携帯会社下り速度上り速度
大手キャリア107.3Mbps18.7Mbps
格安SIM58.8Mbps12.0Mbps
参照元:みんなのネット回線速度(2022年5月17日現在)

しかし、最近は格安SIM以外にも通信速度が速く、料金も安い通信サービスが出てきています。この後、格安SIMも含め全ての通信サービスの種類について特徴を解説していきます。

てるてる

携帯料金を安くできるのは格安SIMだけではないんです。

携帯会社・サービスの種類と特徴

携帯会社・サービスの種類と特徴

携帯会社やサービスの種類は次のように分類されます。

  • 大手キャリアの本ブランド
  • 大手キャリアのオンライン専用プラン
  • 大手キャリアのサブブランド
  • 格安SIM

次の項目と内容で、通信サービスの特徴を解説していきます。

  • 通信品質:電波のつながりやすさ・通信速度
  • サポート:実店舗の有無・オンラインでの対応
  • 料金:高・中・低
てるてる

それぞれの特徴を解説していきます。

大手キャリアの本ブランド

大手キャリアの本ブランド

大手キャリアは携帯利用者の約6割が契約している通信サービス。大手キャリアの他のサービスと区別するために「大手キャリアの本ブランド」と言う場合もあります。

大手キャリアはMNO(Mobile Network Operator)とも呼ばれており、自前でネットワークを構築して提供しています。

大手キャリアは次の4つ。

  • ドコモ
  • au
  • ソフトバンク
  • 楽天モバイル

皆さんもよくご存じの名前ですね。

大手キャリアの本ブランドには次の特徴があります。(楽天モバイルを除く)

  • 通信品質:◎
  • サポート:◎
  • 料金:高価格

大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は多額の設備投資をしているため、通信品質・サポート共に充実しています。

しかし、無制限プランは割引なしで7,000円台と高額。小・中容量(30GB以下)しか利用しない人にとっては割高になります。

楽天モバイルは分類的には大手キャリアに入りますが、他の3キャリアとは特徴が異なります。

楽天モバイルの特徴は次の通り。

  • 通信品質:△
  • サポート:△
  • 料金:中価格

楽天モバイルはキャリアになってからまだ日が浅く、通信品質・サポート共に大手3キャリアより劣ります。プラチナバンドを所有していないのも原因の一つ。

プラチナバンドとは700〜900MHz帯の電波のことで、地下鉄やビルの建物内まで電波が届きやすいと言う特徴があります。

プラチナバンドを所有していない楽天モバイルは大手3キャリアよりも「電波がつながりにくい」です。その代わり、料金は1,000円〜3,000円台と大手3キャリアと比べて安く利用できます。

てるてる

自宅にネット回線がない人は無制限プランを利用するのもおすすめです。

大手キャリアのオンライン専用ブランド

大手キャリアのオンライン専用ブランド

大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は本ブランドの他に、オンライン専用ブランドも提供しています。

オンライン専用ブランドは、実店舗での契約やサポートには非対応(一部有料対応もあり)。基本的にWebでのオンライン対応となります。

オンライン専用とすることで人件費を削減することができ、高品質・中価格で提供されています。

オンライン専用ブランドは次の3つ。

  • ahamo(アハモ)
  • povo(ポヴォ)
  • LINEMO(ラインモ)

提供元はそれぞれ、ahamoはドコモ、povoはau、LINEMOはソフトバンク、となります。

オンライン専用ブランドの特徴は次の通り。

  • 通信品質:◎
  • サポート:△
  • 料金:中価格

通信品質は大手3キャリアと同等。サポートは基本的にオンラインのみの対応です(ahamoのみ有料での対応も可能)。

料金は1,000円〜3,000円台と、利用しやすい金額になっています。

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店舗サポートが不要なら、品質・価格面で最もコスパのいい携帯サービスです。

ahamo・povo・LINEMOに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

>> 【ahamo・povo・LINEMO】どれがオススメ?3社の料金を徹底比較!

大手キャリアのサブブランド

大手キャリアのサブブランド

サブブランドは大手キャリア(au・ソフトバンク)が提供している通信サービス。オンライン専用とは違い、実店舗でのサポートにも対応しています。通信品質も大手キャリアと同等です。

サブブランドは次の2つ。

  • UQモバイル
  • ワイモバイル

提供元はそれぞれ、UQモバイルはau(KDDI)、ワイモバイルはソフトバンク、となります。

サブブランドの特徴は次の通り。

  • 通信品質:◎
  • サポート:○
  • 料金:中価格

通信品質はそれぞれau・ソフトバンクと同等。実店舗での申し込みやサポートにも対応しています。

料金は1,000円〜3,000円台と本ブランドより安く、オンライン専用ブランドより少し高い金額になっています。

しかし、サブブランドには家族割や、ネット回線とのセット割も利用可能。場合によってはオンライン専用ブランドよりも安くできます

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店舗サポートが必要なら、家族揃っての乗り換えもおすすめです。

UQモバイルとワイモバイルに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

>> 【どちらがお得?】UQモバイルとワイモバイルの料金を条件別に徹底比較!

格安SIM

格安SIM(MVNO)

格安SIMは大手キャリア以外の会社が提供している通信サービス。MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とも呼ばれており、大手3キャリア(MNO)からネットワーク設備を借りてユーザーにサービスを提供しています。

基本的に実店舗はなく、通信品質も大手3キャリアより劣ります。その代わり、オンライン専用ブランドやサブブランドより安く利用できるサービスが多いです。

格安SIMの会社は主に次の通り。

  • IIJmio(アイアイジェイミオ)
  • mineo(マイネオ)
  • OCNモバイルONE
  • BIGLOBEモバイル
  • 日本通信SIM
  • その他多数

格安SIMの会社は非常に多く、マイナーなものまで含めるとその数は20社以上。小さな会社はサービス終了するリスクが大きくなります。大手の格安SIM会社から選ぶようにしましょう。

格安SIMの特徴は次の通り。

  • 通信品質:△
  • サポート:△
  • 料金:低価格

通信品質は大手3キャリアと比べて劣ります。電波のつながりやすさは大手3キャリアと同等ですが、劣るのは通信速度。通常利用では大きな問題はありませんが、以下の時間帯は通信が混み合い、通信速度が低下しやすくなります。

  • お昼休み
  • 朝夕の通勤時間
  • 22時前後の夜間

サポートは基本的にオンラインでの対応。格安SIMによっては実店舗がある会社や地域も存在します。

料金は、1,000円以下のサービスもあります。特に小容量のプランが得意で、大容量のプランは割高なサービスが多いです。

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品質よりも、とにかく安くしたいという人におすすめ。

携帯会社・サービスの種類の比較とおすすめの人

携帯会社・サービスの種類の比較とオススメの人

携帯の見直しの際に重要なのが自分の利用状況や価値観に合っているかどうか。通信品質・サポート・料金のどれを重視するかによって、あなたにおすすめの携帯サービスが変わります。

携帯サービスの種類ごとに比較をし、あなたに合った携帯サービスを解説します。

携帯会社・サービスの比較

携帯会社・サービスの比較

携帯サービスの種類ごとに特徴を比較しました。

スクロールできます
種類通信品質サポート料金
大手3キャリア
本ブランド
エリア広い
速度速い
店舗多い
対応:良
高価格ドコモ・au・ソフトバンク
楽天モバイルエリア狭い
速度普通
店舗少ない
対応:普通
中価格
オンライン専用
ブランド
エリア広い
速度速い
店舗なし
対応:Web
中価格ahamo・povo・LINEMO
サブブランドエリア広い
速度速い
店舗多い
対応:普通
中価格irumo・UQモバイル・ワイモバイル
格安SIM
(MVNO)
エリア広い
速度遅い
店舗なし
対応:Web
低価格IIJmio・mineo・イオンモバイルなど
携帯会社・サービスごとの比較表

比較してみると、オンライン専用ブランドとサブブランドのバランスの良さが目立ちます。次に、携帯会社・サービスごとのおすすめの人を解説します。

携帯会社・サービスごとのおすすめの人

携帯会社・サービスごとのおすすめの人

各通信サービスごとのおすすめの人は次の通りです。

大手3キャリアがおすすめの人

  • 高品質な通信を無制限で使いたい人
  • 店舗でのサポートが必要な人
  • 料金は高くても大丈夫な人

楽天モバイルがおすすめの人

  • 生活圏が楽天回線エリア内の人
  • 通信品質は多少悪くても大丈夫な人
  • データ無制限でできるだけ安く使いたい人

オンライン専用ブランドがおすすめの人

  • 高品質な通信を割安で利用したい人
  • サポートはオンラインのみで大丈夫な人
  • データ使用量が100GB以下の人

サブブランドがおすすめの人

  • 高品質な通信を割安で利用したい人
  • 店舗でのサポートが必要な人
  • データ使用量が30GB以下の人

格安SIM(MVNO)がおすすめの人

  • 通信品質は多少悪くても大丈夫な人
  • サポートはオンラインのみで大丈夫な人
  • データ使用量が30GB以下の人

あなたに合った通信サービスはありましたでしょうか?

まとめ|自分の価値観にあった通信サービスを選びましょう

自分の価値観にあった通信サービスを選びましょう

大手キャリア以外の携帯サービスは格安SIM(MVNO)しかないわけではありません。最近は「高品質・中価格」のサービスもあります。

安くても速度が遅いのは嫌…」「店舗サポートがないと不安…

そんな人はどんな通信サービスがあるのか知らないことが多いです。通信サービスごとの特徴を知ることができれば、乗り換えの不安を取り除けられます。

通信サービスの種類と特徴は次の通り。

種類品質価格データ容量サポート
大手3キャリア
本ブランド
楽天モバイル
オンライン専用
ブランド
小〜中
サブブランド小〜中
格安SIM
(MVNO)
小〜中

携帯料金の見直しをするには、自分の利用状況や価値観に合った通信サービスを選ぶことが重要です。

自分に合った通信サービスに乗り換えできれば、生活の満足度を下げずに携帯料金を節約できます。

てるてる

あなたに合うサービスの種類はどれでしたか?最初にある程度決めておくと乗り換えがスムーズですよ。

次の「STEP2:【違約金はかかる?キャリアメールは?】携帯乗り換え時の注意点8選」では、皆さんが気になっている点や注意点について解説していきます。

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