【携帯見直し講座】生活の満足度を下げずに携帯料金を節約する方法を完全解説!
PR
- 今から携帯の見直しを始めようと思ってるんだけど…
- 格安SIMの会社が多すぎてどれを選んでいいか分からない
- 携帯に詳しくないから、料金の見直し手順をわかりやすく教えて!
携帯料金が高いから見直しをしようとした人が「どこから始めればいいの?」と最初一歩でつまずいてしまうケースは非常に多いです。
私は2015年から格安SIMを乗り換え続け、今ではプロの通信費見直しアドバイザーとして1,000人以上にアドバイスをしてきました。
しかし最初のころは手続きに失敗したり、安いだけで品質の悪い格安SIMに出会ったりして、たくさんの失敗を経験しました。
当時は品質の悪い格安SIMが多かったんです…
そこでこの記事では、初心者でも生活の満足度を下げずに月5,000円の節約を目指せるよう『携帯料金の見直しの基本』となる知識から乗り換え手順までまとめて解説します。
この記事を読めば「初めて携帯料金の見直しをする初心者が携帯料金を節約するまでに本当に必要な手順」が全て分かります。
すでに携帯の基礎知識があり「おすすめの携帯会社を知りたい」「自分に合ったプランはどれ?」と思っている場合は以下から読むことをオススメします。
▼知りたい場所から読む方はこちら▼
STEP0|携帯料金の見直しをするべき理由
今までずっと大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を利用している人は、一度見直してみることを強くおすすめします。
なぜなら、毎月数GBしか使っていないのに1万円近く料金を払っている人が大勢いるため。
格安SIMと聞くと、「どうせ安かろう悪かろうでしょ?」「通信速度が遅いのは嫌」と思うかもしれません。しかし、今は高品質で低価格な携帯サービスが増えています。
自分の利用状況や価値観に合った携帯会社・プランに乗り換えることで、生活の満足度を下げることなく毎月5,000円ほどの節約が可能。年間6万円の節約も夢ではありません。
もう少し詳しく解説します。
携帯会社・プランが自分の利用状況に合っていない
携帯を利用している人の多くが、自分の利用状況に合っていない携帯会社・プランを契約しています。
なぜなら、「とりあえず大手3キャリアを契約しておけば安心」と思っている人が多いため。
MMD研究所の調査によると、大手3キャリア利用者の7割が割高な料金を支払っています。
逆に言うと、7割の人が携帯料金を見直す余地があるということです。
高品質で低価格な格安SIM・サービスが増えている
近年、高品質で低価格な携帯会社・サービスが増えています。
一昔前は、格安SIM(MVNO)の会社が乱立し、安いだけで通信速度が非常に遅い携帯サービスも多かったのです。
しかし、2019年秋ごろから大手キャリアのサブブランドである次の2つのサービスが向上。
- ワイモバイル
- UQモバイル
2021年春には、大手キャリアのオンライン専用ブランドである次の3つのサービスが登場しました。
- ahamo
- povo
- LINEMO
サブブランドとオンライン専用ブランドは大手3キャリアが運営元であり、通信品質も大手3キャリアと同等。
高品質かつ低〜中価格を両立した携帯サービスが普及し、携帯料金見直しの幅がグッと広がりました。
今はいい時代になりましたね。
大手3キャリアの利用者は年間6万円の節約が可能
自分の利用状況や価値観に合った携帯会社・プランに乗り換えることで、生活の満足度を下げることなく毎月5,000円ほどの節約が可能。年間6万円の節約も夢ではありません。
大手3キャリアの無制限プランは、割引を考慮しない場合、月額7,000円以上。一方、格安SIMの料金は、データ使用量にもよりますが月額1,000円〜3,000円程度です。
2,000円程度の格安SIMに乗り換えた場合、大手3キャリアとの差額は5,000円ほどになります。
よって、1年間で6万円もの節約が可能となります。
携帯料金の見直しをするべき理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 【大手3キャリア利用者の7割が安くなる】携帯料金の見直しをするべき3つの理由
節約したお金で旅行に行ったり、有意義なことに使いましょう。
STEP1|携帯会社ごとの特徴を理解する
携帯料金の見直しをするには、携帯会社の種類や特徴を理解する必要があります。
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)しか利用したことのない人は、他にどんな携帯会社があり、それぞれどんな特徴があるか知らない人が多いです。
ここでは携帯会社やサービスの特徴を解説し、比較していきます。
携帯会社の種類と特徴
携帯会社・サービスは次の4種類に分類されます。
- 大手キャリアの本ブランド(+楽天モバイル)
- 大手キャリアのオンライン専用ブランド
- 大手キャリアのサブブランド
- 格安SIM(MVNO)
大手キャリアの本ブランド(+楽天モバイル)
大手キャリアの本ブランドには次の3つがあります。
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
通信品質・サポートともに最高レベルのサービスですが、その分料金も一番高いです。
一方、2020年4月から大手キャリアの仲間入りをしたのが楽天モバイル。まだ通信設備やサポート体制が不十分ということもあり、料金は大手3キャリアより安くなっています。
大手キャリアのオンライン専用ブランド
大手キャリアのオンライン専用ブランドには次の3つがあります。
- ahamo
- povo
- LINEMO
運営元がそれぞれ大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ということもあり、通信品質は大手3キャリアと同等。オンライン専用とすることで人件費を削減し、安い料金で提供されています。
大手キャリアのサブブランド
大手キャリアのサブブランドには次の2つがあります。
- UQモバイル
- ワイモバイル
こちらも運営元がauとソフトバンクということで、通信は高品質。さらにオンライン専用ブランドとは違い、店舗サポートにも対応しています。
料金はオンライン専用ブランドより少し高いですが、家族割やネット回線とのセット割を適用すれば、同程度まで割引可能。人気のある通信サービスです。
格安SIM(MVNO)
格安SIM(MVNO)にはたくさんの会社があるため、全てを紹介することはできません。次の3つは大手の格安SIM会社の一部です。
- IIJmio(アイアイジェイミオ)
- mineo(マイネオ)
- OCNモバイルONE
格安SIM(MVNO)とは、大手キャリアのネットワーク設備を借りてユーザーに提供されている携帯サービスのこと。
自社の設備を持っていないことから、莫大な設備投資をする必要がなく、安い料金でユーザーに提供されています。
しかし、資金的に設備を借りられる量に限界があり、多くのユーザーがスマホを使用する以下の時間帯などでデータの渋滞が発生します。
- 通勤時間帯
- お昼休憩時間帯
- 夕食後の時間帯
データの渋滞が発生すると、通信速度が遅くなりやすいです。
携帯会社の種類を比較
携帯会社の種類ごとに特徴を表にまとめました。
種類 | 携帯会社 | 品質 | 価格 | データ容量 | サポート |
---|---|---|---|---|---|
本ブランド | ドコモ au ソフトバンク | 高 | 高 | 大 | ◎ |
楽天モバイル | 楽天モバイル | 中 | 中 | 大 | △ |
オンライン専用ブランド | ahamo povo LINEMO | 高 | 中 | 小〜中 | △ |
サブブランド | UQモバイル ワイモバイル | 高 | 中 | 小〜中 | ○ |
格安SIM(MVNO) | IIJmio mineo OCNモバイルONE その他多数 | 低 | 低 | 小〜中 | △ |
携帯料金の見直しをするには、自分の利用状況や価値観に合った通信サービスを選ぶことが重要です。
携帯会社ごとの特徴やそれぞれオススメの人については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 【初心者向け】格安SIMとは?携帯会社の4サービス別に特徴を解説
何を重視するかによって、選ぶべき携帯会社の種類が変わります。
STEP2|携帯乗り換え時の注意点を確認する
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)以外の携帯会社へ乗り換える際、注意点を確認しておきましょう。
理由は、大手3キャリアで利用できていたサービスが利用できなかったり、手数料が発生する場合があるため。
具体的な注意点は次の8つ。
- 携帯の2年縛りや解約違約金は撤廃済み
- 格安SIMはキャリアメールの新規発行ができない
- 手数料・初期費用がかかる場合がある
- 家族割から外れ、他の家族の料金が上がる場合がある
- 今の機種がそのまま利用できない場合がある
- LINE ID検索が使えない携帯会社がある
- 留守番電話が使えない携帯会社がある
- 実店舗がない携帯会社がある
注意点と対処法については下記にまとめました。
注意点 1|携帯の2年縛りや解約違約金は撤廃
対処法
- 乗り換えタイミングを気にせず、いつでも乗り換え可能
注意点 2|格安SIMはキャリアメールの新規発行ができない
対処法
- Gmailなどのフリーメールを利用
- キャリアメール持ち運びサービスを利用
注意点 3|手数料・初期費用がかかる場合がある
対処法
- 初期費用が無料、または安い会社を選ぶ
- 初期費用がかかっても月額料金を安い会社を選ぶ
注意点 4|家族割から外れ、他の家族の料金が上がる場合がある
対処法
- 家族に説明し、まずは自分だけ乗り換える
- その後、家族にも乗り換えをすすめる
注意点 5|今の機種がそのまま利用できない場合がある
対処法
- 周波数制限を確認する
- 非対応の場合、同じキャリア回線の会社にするか、機種変更する
- SIMロックを解除する
注意点 6|LINE ID検索が使えない携帯会社がある
対処法
- 「ふるふる」「QRコード」を利用する
- LINE IDが使える会社を選ぶ
注意点 7|留守番電話が使えない携帯会社がある
対処法
- LINEやSMSで代用する
- 留守番電話対応の会社を選ぶ
注意点 8|実店舗がない携帯会社がある
対処法
- 対面サポートが不要ならオンライン専用ブランドや格安SIM(MVNO)がおすすめ
- 対面サポートが必要ならサブブランドがおすすめ
携帯乗り換え時の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 【違約金はかかる?キャリアメールは?】携帯乗り換え時の注意点8選
乗り換えてから「こんなはずじゃなかった…」とならないようにしましょう。
STEP3|携帯料金の仕組みを理解し、現在の契約状況を把握する
携帯料金の見直しをするには、その仕組みを理解することが重要。
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の利用者は、契約プランも携帯ショップにお任せしている場合が多いです。
携帯料金の仕組み
まずは携帯料金の仕組みを理解しましょう。携帯料金は次の5つから構成されています。
- データ通信料
- 通話料
- オプション料
- 端末代金
- 割引
データ通信料
携帯料金の中で大きな割合を占めるのがデータ通信料。料金プランには主に次の3つのタイプがあります。
- データ量固定プラン
- データ量段階制プラン
- データ量無制限プラン
データ量固定プランは、ひと月に利用できるデータ量が決められているプラン。例えば、7GBのプランなら毎月7GBまで高速通信でき、その後は低速通信に切り変わります。
データ量段階制プランは、データ使用量が増えるたびに料金が上がるプラン。例えば、3GBまでの利用なら1,000円、20GBまでの利用なら2,000円、それ以上は3,000円といった具合に上がっていきます。
データ量無制限プランは、データ使用量に制限がなく料金も固定のプラン。大手3キャリアの料金プランにもあり、月額料金は割引を考慮しない場合7,000円台と高額です。
通話料
LINEの普及によりプライベートで通話する機会は減りましたが、仕事ではまだまだ利用されています。
通話料の一般的な料金は次の通り。
- 大手キャリア:22円/30秒
- 格安SIM(MVNO):11円/30秒
近年、大手キャリアの半額程度で利用できる格安SIMが増えてきました。通話をたくさんかける人は5分かけ放題や24時間かけ放題の利用を検討しましょう。
- 5分かけ放題・10分かけ放題:500円〜1,000円程度
- 24時間かけ放題:1,200円〜2,000円程度
オプション料
携帯会社によって、さまざまなオプションが用意されています。利用する人が多いオプションは主に次の3つ。
- スマホの保証
- セキュリティサービス
- 動画視聴サービス
スマホの保証オプションに加入する人は多いですが、実は自然故障はほとんどありません。スマホケースと保護ガラスを付けておけば落下時の故障にも安心です。
セキュリティサービスも、iPhoneはアプリの信頼性が高いので基本的に不要。Androidの人で心配な人は加入してもいいでしょう。
動画視聴サービスは、単体で加入するより安くなるならいいですが、そうでない場合はおすすめしません。通信費とエンタメ費が一緒になってしまい、純粋な通信費がが分かりにくくなってしまいます。
通信費節約のポイントは「余計なオプションには入らない」ことです。
端末代金
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を契約するときに、スマホも一緒に購入する人は多いです。そしてそのほとんどは分割支払いを選択します。
しかし、大手3キャリアでスマホを購入すると次の2つのデメリットがあります。
- メーカーモデルより価格が高いことが多い
- メーカーモデルより機能が制限されていることが多い
例えば、キャリアのiPhone販売価格は、Apple公式価格より1万円以上も高額。Androidもメーカー公式価格より高いことが多いです。
さらにAndroidの場合、キャリアモデルのみデュアルSIMに対応していなかったり、電波の周波数制限(バンドロック)がかけられている場合も多いです。
なるべくApple Storeや、AmazonなどでSIMフリーモデルを購入することをおすすめします。
割引
携帯の割引には主に次の3つがあります。
- 期間限定割引
- 家族割引
- セット割引
期間限定割引は、例えば「1年間だけ○○円割引します」というもの。1年後に急に料金が上がったと思ったら、割引期間が終了していたということはよくあります。注意しましょう。
家族割引は、例えば「2人目から○○円割引します」というもの。安くなるのがメリットの一方、一度契約すると乗り換えがしにくくなるのがデメリット。
セット割引は、例えば「自宅のネット回線も契約したら○○円割引します」というもの。スマホが安くなるメリットがある一方、ネット回線自体が割高なケースもあるので注意しましょう。
携帯料金の明細の確認方法
携帯料金の仕組みが理解できたら、現在の契約状況を把握しましょう。契約状況を確認するには次の2つの方法があります。
- マイページで確認
- 料金明細書で確認
マイページで確認
Webで料金明細を確認するには、公式サイトの「マイページ」へアクセスします。
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)のマイページは、次のリンクからアクセスできます。
料金明細書で確認
より詳細な明細を確認するには、料金明細書を発行して確認しましょう。
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の料金明細書の発行方法は、「携帯見直し本舗」さんのサイトで詳しく説明されています。
携帯料金の仕組みや、契約状況の確認方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 【初心者向け】携帯料金の仕組みから料金明細の確認方法まで徹底解説!
携帯料金見直しの基本は「現状把握」です。
STEP4|スマホの使用状況を把握し、データの節約をする
現在の契約状況を把握した後は、スマホの毎月の使用状況を把握しましょう。
自分の使用状況に合ったプランを契約しているかどうかが、携帯料金見直しのポイントになります。
使用状況の把握のポイントは次の2つ。
- スマホのデータ使用量・通話時間を把握する
- アプリごとのデータ使用量を把握する
スマホのデータ使用量・通話時間を把握する
まずはスマホ全体のデータ使用量と通話時間を把握しましょう。正確な見直しをするには正確な現状把握が必要。直近3ヶ月分の料金明細書を確認しましょう。
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の料金明細書の確認方法はSTEP3で解説しています。
データ使用量が30GB以下であれば、他社へ乗り換えることで携帯料金が節約できます。
31GB以上の人は使用データ量の節約をしてみましょう。データの節約方法はこちらで解説しています。
アプリごとのデータ使用量を把握する
スマホ全体のデータ使用量が確認できたら、次はアプリごとのデータ使用量を確認しましょう。
アプリごとのデータ使用量を把握することで、効率的なデータの節約方法も分かります。
表示されているデータ使用量は統計情報をリセットしてからの累計値です。1ヶ月間のデータ使用量を知るには、月初に統計情報をリセットしましょう。
<iPhoneの確認手順>
iPhoneの「アプリごとのデータ使用量」を確認する手順は次の通り。(iOS 15の場合)
設定 → モバイル通信 → 〇〇のモバイルデータ通信
※〇〇は自分で付けた回線名称
<Androidの確認手順>
Androidの「アプリごとのデータ使用量」を確認する手順は次の通り。
※Androidは機種によって多少違う場合があります。
- Android 12の場合
設定 → ネットワークとインターネット → SIM → アプリのデータ使用量
- Android 11以下の場合
設定 → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク → アプリのデータ使用量
生活の満足度が下がらない程度にデータを節約する
アプリごとのデータ使用量が把握できたら、使用データ量を節約できないか検討しましょう。ポイントは「生活の満足度が下がらない程度にデータを節約する」ことです。
データ使用量が多くなりがちなアプリ・サービスは主に次の5つ。
- 動画(YouTube・Prime Video・Netflix など)
- 音楽(Prime Music・Apple Music・Spotify など)
- 写真などのクラウドバックアップ(iCloud写真・Googleフォと など)
- テザリング(インターネット共有)
- アプリやOSの更新
データ使用量の多いアプリ・サービスの設定を変更することで、満足度を下げずにデータを節約することが可能。詳しくは以下の記事で解説しています。
>> 【携帯見直しに必須】スマホの使用状況とデータの節約方法を徹底解説!
上手にデータを節約すると、より安い料金プランへ乗り換えられますよ。
STEP5|携帯会社・プランを選ぶ
スマホの使用状況を把握してデータ使用量の節約もできたら、自分に合った携帯会社やプランを選びましょう。
携帯会社・プランの選び方のポイントは次の3つ。
- 通信品質
- 対面サポートの有無
- データ容量
【品質重視】におすすめの携帯会社
価格よりも品質を重視する人におすすめなのが「大手3キャリアの3ブランド」。
理由は、運営元がドコモ・au・ソフトバンクの3社で、つながりやすさ・通信速度ともに十分な品質で提供できるため。
大手3キャリアのブランド・サービスは次の通り。
- 本ブランド(ドコモ・au・ソフトバンク)
- サブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)
- オンライン専用ブランド(ahamo・povo・LINEMO)
上記のうち、対面サポートに対応しているのが本ブランドとサブブランド。その分基本料金が高めに設定されています。
スマホにある程度詳しく、オンラインサポートで十分な人にはオンライン専用ブランドがおすすめ。より安く利用できます。
【価格重視】におすすめの携帯会社
品質よりも価格を重視する人におすすめなのが「楽天モバイルか格安SIM(MVNO)」。
料金が安い理由は次の2つ。
- 楽天モバイルは大手3キャリアより電波がつながりにくい
- 格安SIMは混雑時に通信速度が遅くなりやすい
楽天モバイルはまだ携帯キャリア(MNO)になってから日が浅く、自前の通信設備がまだ不十分。プラチナバンドも所有していないため、地下や建物の中で圏外になりやすいです。
格安SIMは大手3キャリアから通信設備の一部を間借りしており、通信回線に余裕がありません。そのため通勤時間やお昼、夜間などの混雑時に通信速度が遅くなりやすいです。
対面サポートが必要な人には楽天モバイルかイオンモバイルがおすすめ。
対面サポートが不要な人にはその他の格安SIMがおすすめです。
携帯会社・プランの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 【大手キャリア?格安SIM?】携帯会社・プランの選び方を解説!
自分の価値観や利用状況に合った通信会社・プランを選びましょう。
STEP6|スマホを選んで購入する
乗り換え先の携帯会社やプランを決めたら、次はスマホ本体を継続利用するか買い換えるかを決めましょう。
2019年9月まで、大手3キャリアの料金プランは携帯回線とスマホ端末のセットプランが一般的。そのため、2年に1回のペースでスマホを買い替える人がほとんどでした。
しかし2019年10月以降、通信と端末を切り離した「分離プラン」が始まり、スマホ端末を3〜4年間使う人も増えてきました。
今のスマホを継続利用したい場合の手順
今のスマホのまま携帯回線を乗り換えるにはいくつか確認事項があります。
今のスマホを継続利用したい場合の手順は次の3つ。
- 今の機種が乗り換え先の回線に対応しているか確認する
- 対応していればSIMロック解除をする
- 今の機種が対応してない時は乗り換え先を見直すか、スマホを購入する
スマホを買い替える場合の選び方
スマホを買い替える場合は、自分の目的・用途に合った機種を選びましょう。
スマホを買い替える場合の手順は次の3つ。
- 自分に合ったスマホを選ぶ
- スマホの購入先を選ぶ
- スマホを購入する
スマホには大きく分けてiPhoneとAndroidの2種類があります。それぞれ特徴を理解し、自分に合った方を選びます。
スマホを買い替える場合の購入方法
スマホの購入方法には次の3つがあります。
- メーカーモデル
- 中古スマホ
- 携帯会社
メーカーモデルのSIMフリースマホは基本的に大手4キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)の回線に対応し、メーカー公式サイトや大手通販サイトなどで購入できます。
中古スマホは近年フリマアプリの普及によって人気が出てきています。なるべく安くて程度のいい機種を探してみましょう。
携帯会社は従来通り大手キャリアでの購入。メーカーモデルより価格が高いことが多く、機能が制限されている場合もあります。スマホに詳しくない人にとっては安心できる購入方法です。
詳しくは以下の記事で解説しています。
>> 【iPhone?Android?】スマホの選び方と購入方法について解説!
スマホまで選んだら、次はいよいよ乗り換え手続きです。
STEP7|乗り換え手続きをする
スマホ端末をどうするか決めたら、携帯回線の乗り換え手続きをしましょう。
乗り換え手続きは次の5つ。
- キャリアメールの登録を変更する
- SIMロックを解除する
- MNP予約番号を取得する
- 乗り換え先の携帯会社へ申し込む
- 回線を切り替える
キャリアメールの登録を変更する
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から他社へ乗り換える場合、キャリアメールは次の2つの選択肢があります。
- Gmailなどのフリーメールへ移行する
- 有料のメール持ち運びサービスを利用する
おすすめはGmailなどのフリーメールへの移行。無料で利用できますし、一度移行してしまえば、今後機種変更するときにスムーズに移行できます。
どうしても今のキャリアメールを継続利用したい場合は、大手キャリアの「メール持ち運びサービス」を利用しましょう。
メール持ち運びサービスの月額料金は300円程度です。毎月の固定費となりますので、不要になったときは忘れずに解約手続きをしましょう。
SIMロックを解除する
手持ちのスマホを継続利用する場合はSIMロック解除をしておきましょう。
2021年10月1日以前にドコモ・au・ソフトバンクから発売されたスマホには「SIMロック」がかかっています。
SIMロックがかかっていると、購入した携帯会社の回線でしかスマホが利用できません。
SIMロック解除は、各携帯キャリアのマイページから無料でできます。携帯ショップでお願いすると、手数料3,300円がかかりますので注意してください。
MNP予約番号を取得する
次に「MNP予約番号」を取得します。
同じ電話番号のまま携帯会社を乗り換えるには、マイナンバーポータビリティ(MNP)という制度を利用するためです。
MNP予約番号を取得するには次の3つの方法があります。
- 携帯ショップの窓口
- コールセンターに電話
- Webサイト
Webサイトからの申し込みが一番簡単です。携帯ショップやコールセンターの場合、引き止められる場合もあるため注意しましょう。
乗り換え先の携帯会社へ申し込む
MNP予約番号を取得したら、いよいよ乗り換え先の携帯会社への申し込みです。
申し込みの際に必要なものは主に次の3つ。
- MNP予約番号(不要な場合もあり)
- 契約者の本人確認書類
- クレジットカード又は口座情報
Webサイトからの申し込みがおすすめ。自分の都合のいい時間に、待ち時間なしで申し込みできます。
「STEP5」で選んだ携帯会社のWebサイトから申し込みましょう。
回線を切り替える
最後は旧回線から新回線への「回線切り替え作業」です。
申し込みの際、SIMを「SIMカード」か「eSIM」どちらで申し込んだかによって作業内容が変わります。
- SIMカード:申し込み後数日でSIMカードが自宅に届く
- eSIM:申し込み後しばらくしたらメールが届く
SIMカード・メールのいずれかが届いたら、案内に従って回線切り替え作業を行ってください。
回線切り替え申し込み後、約1時間以内に回線切り替えが完了します。
詳しくは以下の記事で解説しています。
>> 【ドコモ・au・ソフトバンク利用者向け】携帯会社の乗り換え手順を解説!
これで携帯料金の見直しは完了です!お疲れ様でした。
まとめ|生活の満足度を下げずに携帯料金を節約しよう
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を利用者していて「携帯料金が高い…」と感じていても、
「格安SIMって難しそう」「乗り換えるのが不安…」
と、大手キャリア以外に乗り換えることを諦めていませんか?
諦めてしまっては、この先ずっと高い料金を払っていかなければなりません。
私もずっと「携帯料金ってなぜこんなに高いんだろう」と思っていました。
2015年にSIMフリー版のiPhoneが発売されたとき、思い切って格安SIMへの乗り換えを決意。初めての乗り換え作業は不安でいっぱいでした。
しかし、毎年格安SIMを乗り換えているうちに、乗り換えの手順や注意点が分かってきました。今ではこうして体系立てて説明できるまで詳しくなっています。
この記事に書いてある通りに携帯料金を見直せば、生活の満足度を下げることなく通信費の節約ができます。
固定費は一度見直すとその効果がずっと続きます。見直すときは面倒くさいと感じても、毎月5,000円、年間で6万円も節約できれば効果は絶大。やらない理由はありません。
このブログが通信費を節約したいと思っている人の手助けになれば嬉しいです。
読んでくれた皆さんが通信費を節約することで、人生がより豊かになることを願っています。
通信費見直し教室 管理人:本間 輝明